てんぷらの変わった備忘録

機械好きな学生がなんか書いてく。

DebianのカスタマイズISOファイルの作り方

最近、Debianのカスタムlinuxを作り始めた。 割と簡単にカスタム出来たので一応方法を書き残しておく。

用意するもの

  1. インストール用のisoイメージ
  2. DebianWindowsが入ったパソコン
  3. ネット環境
  4. 根気

作り方

パッケージのインストール

まず、squashfsファイルを扱うために必要なパッケージをインストールする。

sudo apt install squashfs-tools

filesystem.squashfsの展開

用意したDebianのisoをmount debian-なんとか.iso hogeみたいな具合にマウントしてマウントしたディレクトリ内のlive/filesystem.squashfsを適当なディレクトリにコピーする。 その後filesystem.squashfsのコピー先のディレクトリに移動したら

sudo  unsquashfs filesystem.squashfs

を実行してしばらく待つ。結構これは時間がかかる。

chrootする

さっきのunsquashfsコマンドを実行するとsquashfs-rootというディレクトリが出来る。そして

sudo chroot squashfs-root/ /bin/bash

を実行して展開されたディレクトリにchrootする

弄る

思う存分カスタマイズしましょう。

ファイルを入れるだけならchrootせずにsudo cp 入れたいファイル squashfs-root/入れたいディレクトリみたいにすると良い。ファイルマネージャーを使いたいならスーパーユーザー権限でファイルマネージャーを起動しよう。

aptコマンドとかは普通に使えるが、この時に注意が必要になる。 DNSサーバーの設定がされてないので/etc/resolv.confを作ってDNSサーバーの設定を下のように設定する

nameserver 1.1.1.1
nameserver 8.8.8.8

最後にシェルの履歴をhistory -cで消すのを忘れずに。

ビルド

Debian PCでの作業

取り敢えず、何はともあれfilesystem.squashfssquashfs-rootの一つ上のディレクトリではない場所に退避させてから、

sudo mksquashfs squashfs-root/ filesystem.squashfs

みたいにして新しくsquashfsファイルを作成する 新しくできたsquashfsファイルはUSBメモリとかに移してWindowsPCに持っていく。

WindowsPCでの作業

まず、イメージファイルを編集出来るAnyburnというソフトを入れる

http://www.anyburn.com/

そして、インストールが終わったらAnyburnを起動してedit image fileを選択し、Debianのisoファイルを開く。 ここでliveディレクトリを開いてDebianPCから持ってきたsquashfsファイルをそのディレクトリに放り込む。 そして保存する(やり投

公開

MegaとかGoogleDriveとかで公開する。